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- 2008/6/6 0:29
- †警察×未遂×涙†
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- 私は…気が付くと…
高い…高い……建物の屋上に居た……
今日も……ひたすら……
確実に死ねる方法を……探していた…
…その、渦中で見つけた場所が…
この屋上だった…
柵は1㍍程しかなく……
簡単に跨いで越せる高さだった……
私は無意識の中…柵を乗り越え…
目が眩みそうな高さを…
ビルの屋上から…見下ろした……
その時だった……
私の立っているビルの下で何やら叫んで居る人が一人…
私の視界に飛び込んで来た……
よく見ると…警察官にも…見てとれた…
暫くして…屋上のドアが開いた…
暫時…地上から目を離していた私は…
地上に視線を戻した時…
地上から私に話しかけていた人は…消えていた…
そぅ…その地上から私に呼びかけて居た人が今…屋上のドアを開けた…警察官だった…
自傷でボロボロになった腕を纏って居た包帯が風になびく…
私の涙は…風に流され…真っ直ぐは落ちなかった…
警察官が…ドアから徐々に近付き私に話しかけて来た…
『そんなとこで何してる…』
私は軽く後ろを振り向き…
再び前を見た……
そして再度…下を見ると、いつの間にか、野次馬が増えていた……
『そんなに人が死ぬとこ見たいのか…』
そんな思考が私の頭の中を駆け巡った…
けど私が目を覚ましたのは病院のベッドの上だった……
横には…あの時…一人屋上に辿り着いていた、警察官が…椅子に座っていた…
ただ……ひたすらに…泣きながら…
『良かった…』
と…何度も繰り返していた…
私の本気の自殺行為は……
未遂に終わってしまった……
- 私は…気が付くと…