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- 2016/10/13 21:10
- 映画『ドレッド[恐怖]』
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- ドレッド[恐怖]
★★★★☆
監督/脚本アンソニー・ディブラシ
原作/製作クライブ・バーガーその他
まず有権者に訴えたいのは「買うんじゃなかったオカァチャン(´;ω;`)」ということ。
原作と製作がクライブ・バーガーという時点で警戒してしかるべきだったのでしょうが、ともすればクライブ・バーガー原作の映画は失敗や視覚表現のポンコツさからゴミのように扱われてしまうのが通例。したがって自分は「アルバトロスの配給なのだから“まあこんなもの”だろう」と鷹を括ってしまったのであります。
ところがドッコイかなり振り切れた塩梅で、もはやこんな文体に頼るしか立ち直れない有り様となってしまいました。
簡単に物語を説明いたしますと、某大学にかよう3人が卒業課題に恐怖をテーマとした告白フィルムを作成することになります。ところが3人の中心人物であるクェイドは、幼少期に両親を目の前で〇されたトラウマから次第に強くのめり込み、ついに他人の恐怖を身近に観察するところまで暴走してしまうのであります。
直接的なゴア描写は多くないものの、とにかく暴走したクェイドのイカれっぷりに観客は打ちのめされるばかり。何ということでしょう、『イグジステンス』ですっかり落ちぶれたクライブ・バーガーの底力を、ここにきて思い知らされてしまったではありませんか((((;゜Д゜)))
観る者を救いようのない状況に追いやる手腕はまさに原作を読むごとく、ダイレクトに画面から伝わってきてしまうのであります。
もはや言うまでもありません、この映画は「クライブ・バーガーって終わったホラー作家でしょ?」と言う誰かさんを黙らせるためにある作品でもあるのです。
心の準備ができましたら、ラスト30分目指して鑑賞いたしましょう。見終わったころには“冷蔵庫の腐った残り物”を発見したときと同じ感覚が味わえます((((;゜Д゜)))
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