ミカエルさんとモバ友になろう!
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- 2019/9/25 15:24
- 無常
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現代の高度に発達した合理主義と科学技術時代においては、
人間は、もはや突破できない矛盾と葛藤の中にあり、
解決しえない苦境に直面している、
混迷のニヒリズムの到来、理性の生きづまりといえる。
人間が作った文明、文化、技術、国家などすべてが「生れ」
「保ち」「変り」「滅する」の経過をたどり、無から起こり、
無の深淵に消える。
万物は「生保変滅」をくりかえしつつ、他のものと共存した
り、滅したりを繰りかえしながら調和を保っている。
その調和が破れる時、自然界の調和は破壊され、死にいたる。
すべてのものは、無常であるから、刹那主義、快楽主義に生
きるか。または、努力主義に生きるかである。刹那主義、
快楽主義はニヒリズムへの道となる。
努力主義に立つと現実のものが無常であると認識した場合、
永遠の生命の追求する意欲となる。また、普遍なものはあり得
ないという認識から、ものごとに執着心が減少し、執着心を捨て
ることが出来る。
無常性を真に知るとき、人間は一瞬一瞬を努力と精進に生よ
うとする。無常であるから一刻もおしんで努力しなければなら
ない。過去のことをわずらってはならない。未来に過度の期待
をしてはならない。ただこの一瞬をひたすらに生きようとする
意欲がわいてくるのである。