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- 2010/10/7 15:03
- 星の王子様
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- 「おれの目からみると、あんたは、まだ、いまじゃ、ほかの十万もの男の子と、べつに変わりない男の子なのさ。だから、おれは、あんたがいなくたっていいんだ。あんたもやっぱり、おれがいなくたっていいんだ。あんたの目からみると、おれは、十万ものキツネとおんなじなんだ。だけど、あんたがおれを飼いならすと、おれたちは、もう、おたがいに、はなれちゃいられなくなるよ。あんたはおれにとって、この世でたったひとりのひとになるし、おれは、あんたにとって、かけがえのないものになるんだよ」
キツネが王子様に仲良くしてくれと言ったことば
「もし、あんたが、おれと仲良くしてくれたら、おれは、お日さまにあたったような気もちになって、暮らしてゆけるんだ。足音だって、きょうまできいてたのとは、ちがったのがきけるんだ。ほかの足音がすると、おれは、穴の中にすっこんでしまう。でも、あんたの足音がすると、おれは、音楽でもきいてる気もちになって、穴の外へはいだすだろうね。それから、あれ、見なさい。あの向こうに見える麦ばたけはどうだね。おれは、パンなんか食やしない。麦なんて、なんにもなりゃしない。だから麦ばたけなんか見たところで、思い出すことって、なんにもありゃしない。だけど、あんたのその金色の髪は美しいなぁ。あんたがおれと仲良くしてくれたら、おれにゃ、そいつが、すばらしいものに見えるだろう。金色の麦をみると、あんたを思い出すだろうな。それに、麦を吹く風の音も、おれにゃうれしいだろな…」王子様にさよならを告げた時のキツネが言った秘密と王子様との会話
「さっきの秘密をいおうかね。なに、なんでもないことだよ。心で見なくちゃ、ものことは見えないってことさ。かんじんなことは、目に見えないんだよ」
「かんじんなことは、目には見えない」と王子様は、忘れないようにくりかえしました。
「あんたが、あんたのバラの花をとてもたいせつに思ってるのはね、そのバラの花のために、ひまつぶししたからだよ」
「人間っていうものは、このたいせつなことを忘れてるんだよ。だけど、あんたは、このことを忘れちゃいけない。めんどうみたあいてには、いつまでも責任があるんだ。まもらなけりゃならないんだよ、バラの花との約束んね…」とキツネはいいました。
- 「おれの目からみると、あんたは、まだ、いまじゃ、ほかの十万もの男の子と、べつに変わりない男の子なのさ。だから、おれは、あんたがいなくたっていいんだ。あんたもやっぱり、おれがいなくたっていいんだ。あんたの目からみると、おれは、十万ものキツネとおんなじなんだ。だけど、あんたがおれを飼いならすと、おれたちは、もう、おたがいに、はなれちゃいられなくなるよ。あんたはおれにとって、この世でたったひとりのひとになるし、おれは、あんたにとって、かけがえのないものになるんだよ」