コバルト=小林さんとモバ友になろう!
日記・サークル・友達・楽しみいっぱい!
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- 2010/3/8 0:36
- 卒業論文。
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ほんの2.3時間前に
隣にいた笑い声
大してなんも感じない
おっさん共の言葉
一日で使い果たした
使い捨てのカメラも
雑巾で拭いたら汚く
染まる古い机も
急に世界に投げ出されたような
ぽっかり空いたタイムスケジュールも
どこか どこか 足りなくて
人はそれを、
寂しいというのです。
ほんの2.3時間前に
取られた袖のボタン
思いが詰まったままの
体育館、裏の声
もっと仲良ければなぁとか
思う可愛い子とかも
大して話したことない
クラスメイトB君も
家について気付いてしまった
最後が楽しかった理由も
皆が気づかぬふりをしていた
人はそれを、
寂しさというのです。
明日はきっと晴れるでしょう
だって こんなに 皆の事が
笑って待ち、泣いて過去を
今までの大切を思い出に
変えて――
こんなにきれいな雨降ったから
明日はきっと晴らすでしょう…
誰もがそうやって何か失って
誰もがそうやって何か得るものです
人はそれを、卒業と言うのです
人はそれを、寂しいと言うけど
人はそれで卒業と出会って
人はそれで寂しさと出会って
人は そう 誰かと出会って
人はそれを、
ありがとうと言うのです。
論文「卒業について」、
ありがとうございました。