△TAKANORI△さんとモバ友になろう!
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- 2012/9/2 7:43
- 屋根裏部屋で見つけたモノは?
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『タッタッタッ…』
「じぃちゃんっ!」
ボクはお父さんやお母さんを置いて一番乗りで“じぃちゃん”の元にたどり着く。
「おぉ! アンソニーよ。久しいなぁ…ふぇっふぇっふぇ」
両手を開いてボクを迎えてくれるじぃちゃん。
「じぃちゃん、違うよ。ボクの名前はマルコだよ?」
「おぉ、すまんの。ふぇっふぇっふぇ」
二人で話をしていると、やっと追い付いてきた親父とお袋。
「ふぅ…待ってくれよ、マルコ。もぅ、父さんヘトヘトだよ」
「本当マルコは元気ね★マルコが元気で、お母さん嬉しいわ♪」
「おぉ! ランスロットにマーガレット。久しいなぁ…ふぇっふぇっふぇ」
「やぁ、父さん。久しぶりだね」
「あら、お父様。私の名前はエリザベスですよ♪」
「お母さん…。エリザベスなんて名前初めて聞いたよ。お母さんのマーガレットで合ってるでしょ!」
「相変わらず仲の良い家族じゃな。ふぇっふぇっふぇ」
「あれ? 父さん、そういえば母さんの姿が見えないけど」
「まぁ、そんなことより今日はゆっくりしていくんじゃぞ。今夜は肉料理じゃ。肉は硬いが、新鮮じゃぞ。ふぇっふぇっふぇ」
「じぃちゃん……顔が怖いよ」
「あぁ、すまんすまん。つい興奮してしまったわい」
「ふふっ♪さすがお父様ですね★」
「ところで…マルコや」
「ん? なんだ?」
「屋根裏部屋の事について、お前にも言わなければならんな。ふぇっふぇ」
「屋根裏部屋だと?」
「あぁ、その話か。父さんも昔に父さん…つまりマルコのおじいちゃんに聞いたよ。確か、屋根裏部屋には“絶対に近付いてはいけない”って事だよね? 昔からずっと念を押されてたから未だに覚えてるよ」
「そうじゃ。良いかマルコ。屋根裏部屋には“絶対に”近付いてはならないぞ? “絶対”じゃぞ? わかったかのぅ?」
マルコの顔を覗き込むじぃちゃん。
じぃちゃんのシワだらけの顔には、なんだか…少年の様な笑みが。
「うん…。」
「そぉか…。よし、それじゃワシらはしばし、居間にでも行こうかの?」
「そうですね」
親父とお袋、じっちゃんは居間に行ってしまった。
続く。