麻婆系女子さんとモバ友になろう!
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- 2024/1/17 17:03
- 吐きそうだ
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- 冬服を持っていない。温暖な国に住んでいたので、日本を出る時に全て捨ててしまった。九州の海沿いの小さな街に移住し、小さな会社を興して生計を立てている。
人と関わるのが苦手だった。いわゆるコミュニケーション能力は高く、それを活かせる職に就いて実績も上げてきた。いくつかのプロジェクトを掌管し、成功を収めてきた。生産効率を上げるために使えない人材を切り捨て、自動化を進め、更に人を減らして利益を上げる。客にはおべんちゃらを使い、時には女性を伴う接待も厭わなかった。
飢えていた。酷く渇望していた。役職や立場が格好良くなるにつれ、格好いい人物像からかけ離れていく自分に嫌気がさした。
そしてまた自分はそんな仕事に就こうとしている。人々に媚びへつらい、尊敬を集め、偉そうなことを宣い、その実たいした事は成さない仕事に就こうとしている。
寒い中ご苦労様。大変でしょう。三十代?若いね。あなたのような人にこそ頑張ってほしい。応援するね。
人は成長しない。使えない人は使えないままだし、さっさと切り捨てるに限る。それでもなお自分が自分を切り捨てずにいるのは、己可愛さか。諦め切れずにいるからか。この渇きはどうなれば満たされるのか。何者かになりたいとはいうが、何者とは何か。
前後不覚のまま走り続け、行き着く先はどこなんだろう。不安と渇きだけが臓腑を駆け回り、いつまでも答えは出ない。
- 冬服を持っていない。温暖な国に住んでいたので、日本を出る時に全て捨ててしまった。九州の海沿いの小さな街に移住し、小さな会社を興して生計を立てている。