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- 2011/5/1 22:21
- 陸上100㍍のコンディショニング②
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アスリートの分析
速筋繊維の筋横断面積(CSA)は100mのパフォーマンスと関連がある
筋繊維の割合は加齢により変化しないが、CSAは変化するそれに伴いスプリントパフォーマンスも低下する
垂直跳び、力の立ち上がり速度、最大筋力、ストライド、ピッチにも変化が見られる
しかし高度なトレーニングを積んだスプリンターでは20週の期分けした筋力トレーニングにより最大40%増加し、スクワット、スクワットジャンプ、三段跳び、推進力地面反力、力の立ち上がり速度、ストライドなどの増加に加え接地時間の短縮ももたらした
しかしCSAを増大させることは慎重に行う
CSAが大きいほど羽状角(腱に対する筋繊維の角度)が大きくなる
大きいほど大きな筋力を発揮できるが、小さいほど短縮速度が速くなるため、スプリンターは羽状角の小さな筋繊維を持つ方が有利であると思われる
※羽状角と速度の関係
10秒58:11秒37
外側広筋
19゚:21.2゚
ヒ腹筋内側頭
21.4゚:23.5゚
ヒ腹筋外側頭
14゚:15.2゚
であり羽状角と100mパフォーマンスには相互関係があることが明らかになった
筋の硬さは力の立ち上がり速度、ストライド、ピッチに影響を及ぼすと考えられる
スプリンターは持久力系アスリートよりも下肢の筋が硬い。
※ここで述べている硬さとは凝りや張りのある状態というものではない
仮説であるが、これは筋力トレーニングと伸張性トレーニングにより高めることができる留意点
・100mの競技時間は10~13秒無酸素クレアチン、無酸素解糖系のトレーニングに重点
・速筋繊維を発達させる必要がある最大筋力と爆発力の両方に焦点
・地面に対して力を発揮する地面に対して力を発揮するトレーニング重視
・一度に接地するのは片方の下肢だけ片方の下肢を強調するエクササイズにもある程度時間を割く
・筋力トレーニングにとどまらず、複数のトレーニング様式を用いるトラックトレーニングとストレングス&コンディショニングの連動
これらの点やこれまで述べてきた事を参考にプログラムを構成することで100mにおけるパフォーマンス向上を効率良く進める事が出来るであろう。