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- 2011/5/1 21:29
- 陸上100㍍のコンディショニング①
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競技分析
5つの局面に分けられる
①スタート時の反応時間
②ブロッククリアランス
③加速
④最大速度の維持
⑤減速
①ピストルが鳴ってから後脚がブロックから離れるまでの時間
0.12~0.18秒の範囲である
反応時間には性差あり2004年のオリンピックで行われた調査で男子選手は0.164秒、女子選手で0.184秒であった。理論的根拠はまだ解明されていない
②ブロッククリアランスは後脚がブロックから離れた瞬間に始まり、前脚がブロックから離れた瞬間に終わる
スタブロの角度はブロックを蹴る速度に影響を及ぼす可能性がある。40゚と65゚の角度で実験が行われ、40゚の方がブロックから離れる速度が速かった
ブロックを蹴る際は両脚が等しい力を発揮する訳ではない。後脚が蹴る力は前脚の発揮する力の約60%である
ブロッククリアランスは主として脊柱起立筋、外側広筋、ヒ腹筋の動員により達成される
③加速局面は前脚がブロックから離れてから最大速度に達するまでの時間。
ピッチ、ストライド、滞空時間、ブレーキング局面、身体重心が劇的に変化する局面である
筋電図データによると足が接地している局面では大殿筋と内側広筋が最も活発に、滞空局面では大腿二頭筋(ハムストの一部)、大腿直筋(四頭筋の一部)、外側広筋(四頭筋の外側)が活発に活動している
遅いアスリートに比べ、速いアスリートほど加速局面が長い。世界選手権出場選手の遅いスプリンターで60m、上級スプリンターで80mで最高速度に達した
なお、ジュニアレベル(平均12秒78)では28m、上級スプリンター(平均11秒03)では52m
※ランニングメカニズムの違い
男子は足の中央で地面を蹴り、女子では足の前部で蹴る傾向がある
これにより男子はストライド、女子はピッチに統計学的に有意な相関があることが明らかになった
④最大速度の維持。これは速いスプリンターほど短い傾向がある。加速により長い時間を費やすため
「スピード持久力」といわれる能力から影響を受ける
陸上競技のコーチは通常、十分な回復を伴う30~300mのスプリントを用いてこの特性のトレーニングを行う
⑤減速局面は全ての100mスプリンターが達する。世界選手権の上級スプリンターで80m~、遅いスプリンターは60m~であった