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    • 2020/6/18 22:08
    • マドンナ・ブルー その2
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    • ふと目をやると人がいた。
      後ろ姿から確認出来るのは、黒くて長い髪に白いワンピース姿。どう考えても女性だ。
      少年ハルキの脳裏に一抹の不安がよぎる。これはホラー映画に出てくる幽霊の類ではないか?あまりにもテンプレすぎる。
      しかし、この辺りでこんなテンプレ幽霊の目撃情報など聞いたことがない。彼女もしくは彼はそのような物の怪の類なのだろうか?

      春先の涼しく、それでいて少しヌルい風がハルキの体を通り過ぎていく。
      コミュニケーションが苦手なハルキにとって、いかに相手に気付かれずこの場を離れるかは己のアイデンティティに直結する。
      息を潜め、気配を消す。さもなくば自分が自分に殺される。余計な関わりを持ちたくない。変に警戒されたくない。
      嗚呼、神様。フィクション世界の出会いなど崇高な事を望んで申し訳ありません。所詮私は他人様の目に怯える卑屈な人間なのです。

      彼の中にあるネガティブな心持ちが最高潮に達した時だった。

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