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- 2011/7/8 8:08
- 七夕送り
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- 今年の七夕は、雨が降らなかったね。
雨が降ると、天の川が氾濫しちまって
織姫と彦星は逢えないから残念、って女性はみな
言うけれど
意外に素敵なお話があるよ
七夕の日に降る雨は、「洒涙雨(さいるいう)」って言われてるから。
…やっと逢瀬を交わした織姫の、嬉し涙。
だけど、また逢えなくなる、惜別の涙
はたして今年、
織姫と彦星は、逢えたのかな?
当日の天の川には
どこからともなくカササギがやってきて
その羽で橋をつくってくれるんだ。
曇って天の川が見えないのは、二人がみんなに見られたくないから
って伝説があるけど
もしかしたら、カササギが目一杯集まって
一生懸命その羽をたくさん広げてるから、
かもね。
七夕の前の日に降る雨は、「牛車雨(ぎっしゃあめ)」ダヨ。
織姫に会うために、牽牛がせっせと車を洗ってるんだって。
最近ずっと雨だったから、「おまえ洗いすぎだろ」って
ずっと突っ込んでたけど。
思い出すと小さいころ、
街には「七夕祭り」があったんだ。
アーケードの天井からは、巨大な飾り物が足元までいっぱい吊るされて
昼間から露店がたくさん並んで
近所のおもちゃ屋さんは花火だけの夜店を出してた。
アーケード街は歩行者天国で
端から端までのアスファルトを使って、
ちょう細長い日本地図が描かれてた。
両脇はほとんど海の青い色。
日本の地形もわからないくらい細長い陸の部分には、ところどころ県名と県花が描かれてた。
いつしかその祭りはなくなり、
海の色と陸のオレンジ色は次第にかすれ、
いつしか真新しい石畳風に
リニューアルして
今やもう
アーケードの天井さえ
なくなっちゃった。
誰も忘れた。
人も街も、みんな変わってくね。
なんでこんなに、寂しいんだろう。
今日8日は「七夕送り」。
神様が、穢れ(けがれ)をすべて水に流してくれる。
あれやこれやの願いを、水に清めるけど
流す短冊さえない僕は
なおさら寂しくて。
二人には、子供がいるらしいよ
夜空にその子の星が、またたいてるんだって。。。
来年は、
星を見上げられますように。。。
- 今年の七夕は、雨が降らなかったね。