はまででん♪さんとモバ友になろう!
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- 2011/2/18 8:50
- 鏡よ鏡…
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- 小学生のころ
何をやらかしたのか
よく自宅から締め出された
霜が降りる真冬
サッシをどんなに叩いても入れてくれんから
その場に縮こまる。
それでもさぶいから
いつもシェパードん太郎んとこ行った
けど太郎は、遊んでくれると勘違いしてガウガウ暴れ
ウチん中から罵声が聞こえ
結局、ブルブル震えながらそのままよく家出した
暫くすると
親戚が総出でボクを探し出して毎度連れ帰された
なんだょ、くそったれ
いま考えると、田舎の小学生の行動範囲ダ
すぐ見つかっちまう
あのとき毎度
大人たちは、どんな会話をしていたのかな…
夜の外灯と、照らされたアスファルト
涙のせいだろう
オレンジ色の粒々は
ホタルのマタタキのようにぼんやりと薄暗く
ひたすらシンシンとついて来る
タスケテヨ…
なんて声は、どこにも届かない
当時
足りないアタマで考えても、ボクに帰る場所はない
イヤダイヤダわめき散らし
思い切り引っ張られながら家に入れられて
風呂に入れと言われた
そのとき毎回、洗面台の鏡を見て、いつも思ってた
低学年だから背伸びしないといつも顔は映らない
見え隠れするたび、向こうに
「ぼくの今と ”真逆の世界” がきっとあるハズ」
って信じてた
きっと今の現実とは考えられない世界が本当にあって、
生活も思いも、願いも行動も反対の世界に生きてて
鏡でしか会えないけど
違うボクが実際に居るんだと
本気で信じ込んでた
向こうのボクは、泣いたりなんかしない
勇敢で、強くて、潔くて
でもラッキーで
欲しいものなんか何でも手に入るぜ
父ちゃんも母ちゃんも怒ったりしない
笑顔に絶えない家族、が見えた
鏡んなかのボクは、りりしく
泣きべそのボクに対して
負けねぇぞって
顔ばかりしてた気がする
今でもボクは、鏡の向こうに
きっと真逆のボクがいるんじゃないかと
ときどき思う
アホな男だ
向こうの自分よ。素敵であってくれ
ちょいカッコよく、さりげない大人で
何でも笑顔に変える
優しくも強い、強い強い
だけど愛におぼれ
誰かを間違いなく幸せにする
男であってくれ
見えない鏡の中の反対の自分
もし知っているなら
教えてくれよ
「恋」の ”謎かけ言葉”って
あったりせんけぇ?
はやく
はやく今すぐ頼むから
お願い…
って、
んなこと言うから、
逆なんかなぁ…
- 小学生のころ