木崎幸也さんの日記

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- 2016/8/7 13:11
- チビトラ、バイバイ
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- チビチビ、トラトラとか。ファニーと名前や通称で呼んでいた日々はもう2週間前の事になる。
  その時は、まさかの結末が2週間後に待っているなど思いもしなかった。
  チビトラは、2週間の間に体調を崩し餌も食べなくなっていて、病院に連れて行き栄養注射などを打ち体調が戻ったかに見えたがそれも2日ぐらいの話で、また元通りになってしまった。
  再び病院で先生に話を聞くと、当初から言われていた猫エイズ以外に白血病もありそれが原因で体調が悪く、栄養注射でごまかす事はできても1週間ほどしかもたないと言われた。
  それを聞いて、チビトラは余命1週間と俺は悟った。
  チビトラはそれから、暑さの中で涼しいところを求めて陰から陰を放浪して歩いた。日中姿を消す事すらあった。
  そして、昨日は珍しく歩き出して水を飲んだりした。
  夜には今まで来なかったリビングまで来て、俺を含む家族と過ごした。
  それから、そのまま動かなかった。息はしているが寝ているのかすらわからない状況だった。
  いつ死んでもおかしくない状況で迎えた今日。出勤のため俺は午前2時頃に家を出たのだが、その時にチビトラは息をして目を開けていた。
  昨日もそうだったから今日も大丈夫だと思って「チビトラ行ってくるよ」と言って頭を撫でた。
  その後、配達先でふと雲間を見たらチビトラらしき幻を見た。
  もしかするとと思って、帰宅するとチビトラの使っていたものが片付けられていたのでチビトラの死を悟った。
  母曰く起きたら亡くなっていて死後硬直していたとの事。
  つまり、亡くなる直前のチビトラを見たのは俺だけ。
  完全に看取ったという訳ではないが、看取った事になるのかなあと思った。
  チビトラの生きた2年はあっという間だった。
  チビトラは我が家に偶然紛れ込んできた猫で、少し後になってジローも連れてきた。
  フジとガブリを合わせると4匹を飼っていた時もあった。
  今思えば楽しい時間だったのだと思う。
  
  チビトラ、バイバイ。またどこかで会おう。