イーギルさんとモバ友になろう！
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- 2016/5/30 22:59
- 剱屬と主“吸血鬼物語”1-3
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- 智秋「要求は何ですか?」
蓮樺“何もないそうです。死にたいならご自由にだそうです”
私は今のﾘｻの心境を考える。導き出された答えを整理し文章を構成した。
智秋「私は吸血鬼の剱屬なんですね。どうしたら治してくれますか?」
蓮樺“治せないので死ぬか、ﾘｻ様と過ごすかの二択です”
私は再度考えをまとめた。あらゆる返答をも考えると……
智秋「私がﾘｻを殺めます」
蓮樺さんからの返答はなく、通話をきられたのかと思ったが……
ﾘｻ“面白い考えだね智秋。ならその殺害をする権利をあたえましょう”
まったく予想もしていない返答に……、私はその場で座り込んでしまう。
智秋「戦いになったあとは家に帰れますよね?」
ﾘｻ“それはない。剱屬と抗争があったなら、私は智秋を食べなければならない”
智秋「その場合は忠実なる剱屬になると考えていいのですか?」
私は震える手をもう片方の手で支え、なんとか話を聞ける状態だった。
ﾘｻ“剱屬を殺められるのは主である私だけだよ。つまり食べたら智秋は復活することなく死ねるってわけだよ”
私はﾘｻの一言で心を打ち砕かれた。ﾘｻと一緒に暮らすか、戦いを挑み死に場所を選ぶのかの選択だった。
智秋（考えても、もう無理）
私はそのまま寝転がり通話を繋げたまま寝た。
- 智秋「要求は何ですか?」
