高シ~!さんとモバ友になろう!
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- 2011/3/23 23:35
- あの日の出来事 その9
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- 6:00になると外は明るくなり、みんな目覚め始めました。
Sさんも起きたので前日に確保した食パンを1枚ずつ食べました。
またしばらくボーっとしてました。
7:00頃に「各方面の代替バスが出る」とJR職員から連絡がありました。
新青森、七戸十和田、八戸…と次々に召集されていきました。
オレは秋田に行ってとにかく入試情報を集めることにしました。
これはこっちに向かってる父になんとしても伝えなければと思い、Sさんと共に再び公衆電話へ向かいました。
役場は天井が落ちてすごく荒れていました。
前日から建物の崩壊わかっていましたが、明るくなるとその凄まじさを改めて実感しました。
そして公衆電話は既に列が出来ていました。
待ち時間にダメもとで兄の携帯に連絡を入れました。
すると奇跡的に通じました。
どうやら山形の米沢市にいたようで、互いの距離が縮まったことで繋がったようです。
そして手短に「秋田に向かう」とだけ伝えて切りました。
Sさんもなんとか家族と再び連絡がとれたようでした。
オレはこの調子で顧問の先生にも電話しましたが、やっぱり繋がりませんでした。
そして施設に戻り、しばらくすると秋田行きの召集がかかりました。
しかし、Sさんは仙台に戻ると言うことでここでお別れになりました。
秋田大学の入試情報を連絡する約束として最後にお互い残り少ない電池でアドレス交換してオレは秋田行きのバスに乗り込みました。
9:45、バスは秋田に向けて出発しました。
その10(最終回)に続く
写真1枚目は避難所の朝の様子、2枚目は役場の天井崩落現場
- 6:00になると外は明るくなり、みんな目覚め始めました。