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    • 2007/3/21 10:00
    • 通天閣~オカンとキティと時々オトン~6
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    • それからというもの家族3人は毎日のように病院へ泊まるようになっていた。
       
      だがキティもマリィも学校へは毎日通っていた。
       
      マリィは中学なので家から学校までは勿論、病院へもそう距離はないが、キティの高校は家から1時間以上かかる為、毎日気が気でなかった。
       
      それでも友人達には泣き顔1つ見せず、笑顔で接していた。
       
      自分の口からオカンの事を深くは語りはしなかった為、誰も心の奥までは察していなかったであろう。
       
      いや、心の奥底を覗かれるのが怖くていつも以上に明るく振る舞っていたのかもしれない…。
       
      もし少しでも心の中を察されるときっともう強がりも涙と共に全て溢れ出てしまう…
       
      1度泣いてしまうともう戻れなくなると思っていた。
       
      そうならないよう、精一杯明るく笑顔を絶やさずにいた。
       
      けれどそんな見た目とは裏腹に誰かに気付いてほしい…
       
      そんな思いでいっぱいだった。
       
      人前で弱音を吐く事や、涙を流せないキティは誰かに甘えるなんて事はとてもじゃないができなかった。
       
      頼れる人がいなかった…
       
      明るく振る舞う事で自分を保っていた。
       
      そうでもしないと壊れそうだった。
       
      いや、きっと壊れていたであろう…
       
      涙や寂しさ、そんな物は全て誰にも探られぬよう自分の中へしまい込んだ。
       
      ~続く

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