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- 2007/3/20 3:14
- 通天閣~オカンとキティと時々オトン~3
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- それからというもの学校帰りに病院へ寄って帰るのが日課となった。
友人や親戚が度々見舞いに訪れる事にオカンは不安を感じていたようだった。
それでも元の生活が送れると信じていたオカンは早く治そうと必死なようだった。
入院中だというのに身の周りの事は全て自分でしようと、トイレも看護婦を呼ばず無理をしては倒れていたようだ。
キティが見舞いに行ってもいつも通り怒られるばかりで自分の心配はせず家族の心配ばかりしていた。
大人しくしていなければならないのに部屋の片付けや身の周りの事をするのに動き回っているオカンが心配で仕方がなかった。
だがキティの知らないところでオカンは自分はもう治らないのではないかと察していたのだった。
やはり自分の体は自分が一番わかるようで医師に幾度となく自分の病名を聞いていたらしい。
元気になろうという思いを覆すかのように日に日に自由の効かない体になっていくのに苛立ちを感じていたようだった。
マリィも同様、全く退院のめどが経たないオカンを疑うようになっていた。
毎日マリィの疑いを晴らす為、言い聞かせるのに必死だった。
オトンも同じだった…
~続く
- それからというもの学校帰りに病院へ寄って帰るのが日課となった。