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- 2017/1/30 23:09
- ~ペナン島~1
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- おれはいまザッと500はいるカオナシを目の前に苦戦していた。
そう。「脱出」を試みたんだ。
小学校のときに習った「抜き足指し足忍び足」の甲斐もなくなく。
ペナン島中枢にある監獄で、おれはカオナシにバレた。
なんてことだ。夜な夜な毛布にクルマって練った作戦が台無しじゃないか。
それからは、走れメロス並の爆走っぷりでカオナシの目の前を風で切った。
そして今に至る。
「ぜぇ…ぜぇ…くそっ!さすがペナン島。噂通り、カオナシの多さとタフさにはびっくりさせられるぜ!チェケラぁ!」
最後に残された希望[妖刀.ハルサメ]を握りしめたおれは、カオナシの軍勢と対峙する。
「ぜぇ…ぜぇ…(とりあえずここは時間かせぎだ!適当な事言って息整えてやらぁ!)」
「おい!かおなし!!おれはここから脱出する!諦めやがれ!!」
カオナシA:「ニンゲン…クウ」
カオナシB:「ヘンタイ……ニガサン………クサイ」
「おい!!なんか、もののけ姫のショウジョウもドタ草にまざりやがって!なめんなよ!おれはテメェらを倒してでも、ここから脱出してやんよ!!(かーっぺっ)」
(くそ!こいつら会話にならねぇ!いくしかねぇ!あ、1度でいいからいってみてぇセリフあったんだ)
「てめぇら。地獄に行く覚悟はできてんだろうな」
そして、おれは思い切り地を蹴り飛躍した。
カオナシの総勢500ちょい。
単品じゃない代わりに、きっと雑魚だぜこりゃ!!
「らぁ!!!!」
ザシュ!!
妖刀.ハルサメは、カオナシの体に食いこみそのまま空を切った。
「まだまだいくぜぇ!!おらおらおらおらぁ!!!」
ザシュ!スパッ!ドピュッ!!
次々と真っ二つになってくかおなしは無表情なまま、地にひれ伏す。
(くそっ!雑魚のくせに人数おおいんだよ!これじゃあ突破できねぇ!これは、カオナシではなく、ボス的なやつが出てきたら使おうとおもってたんだが、はやいところ、こいつらやっちまうか!)
おれはカオナシの軍勢のなか、ピタリと止まり、妖刀.ハルサメの刃先を地に刺した。
柄を両手のひらで大切に包み唱える。
[汝、我此処に力を受けたもうことを許し、其の力を目前の敵に下すこと、いとおかし]
そう言いおれは目を瞑った。
すると、当然妖刀.ハルサメからは禍々しいオーラが爆発のごとく吹き出て、爆風がカオナシ達を襲う。
- おれはいまザッと500はいるカオナシを目の前に苦戦していた。