★チェリコ☆さんの日記

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- 2009/12/1 10:26
- 青春野球。
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- 近所の公園で、よく少年野球のちびっこ達が練習をしている。
  はつらつとした声と動きが嬉しくて、つい毎回足を止めてしまうんだ。
  
  その中に、一人だけ女の子が混じっていて、とても可愛らしくって、
  それでもその子のユニフォームが段々と汚れていくことにドキドキしてしまう。
  
  ああ、悪い大人になっちゃったんだなぁと、
  私一人が寒そうに、白い息をマフラー越しに吐き出した。
  その息が消える直前、その子のファインプレー。
  なんだか回転レシーブみたい。
  見るからに敏捷そうな顔付きが得意気にノッカーに返球をする。
  
  歓声が、その子を包んでいた。
  
  野次ばかり飛ばして冷やかしていた周りの男の子達の、男の子な歓声。
  見る見る恥ずかしそうにするただ一人の女の子。
  バッチコーイって叫ぶ声がとてつもなく高く、幼い。
  男の子達は、何かを思い出したかのように、またヤジを飛ばし始める。
  漂う牽制感、緊張感。
  監督がまた、ノックを再開した。
  
  きっと、君達の青春は始まったばかりなんだね。
  
  そう感じてしまう私は、やっぱり悪い大人になってしまったんだろうけど、
  なんだか少し寒気が緩んだ気がして、涙腺も緩んだ気がして、
  少しだけ前を向いて職場への道程を行く。
  スチュワーデスも客室乗務員、看護婦も看護士になったんだから、
  少年野球も子供野球辺りにすべきじゃないかしらんなんて考えながら、行く。
  
  ああ、青春野球もいいな。
  すごく、甘酸っぱいや。