ホ・シエンイさんとモバ友になろう!
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- 2016/8/19 18:15
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- [文庫][ミステリ][青春]
さよなら妖精
米澤穂信[東京創元社]
おれ、守屋路行とクラスメイトの太刀洗万智は下校中、雨宿りをしている外国人の少女に声を掛けた。
父親と一緒に来日し、一人でホームステイをしようと滞在先の予定にしていた老人が既に亡くなっていて、住む当てが無くなったのだと言う。
級友の宅の旅館に住み込みむことになった少女、ヨーロッパのよく知らない国から来たマーヤは、何をしに日本に来て二カ月の滞在で何を見たのか。
手紙を送ると約束して情勢が不安定になりつつある母国に帰ったマーヤはどうしたのか?
一年後、おれは彼女の消息を探さずにはいられ
なかった。
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裏表紙に書かれた内容・あらすじではミステリなんですがそうじゃない。主人公は高校生なので青春小説なのかと思いきやそれもでもない。
主題は民族同一性とか帰属性とか、文化、思想とか集団が国家として成立する条件ってことなんじゃないのかなぁ。
愛は知ること興味を持つこと、だからその反対は憎しみではなく無関心。
誰かにとって価値ある命や思想でも、他の誰かにとっては無価値になのだ。
として読むとこの無力感は鬱になりそうです(>_<)
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