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- 2017/3/11 17:25
- 「どうして事件に…」静かな町は重い空気に
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女子高生が行方不明となり、鞄が残されていたバス停と女子高生が通っていた県立能登高校=石川県能登町で2017年3月11日午前10時43分、本社ヘリから望月亮一撮影Copyright(C) 2017 毎日新聞社 ALL Rights Reserved.
◇民家に行方不明の県立能登高1年の女子生徒遺体
石川県能登町の民家で10日夜、行方不明になっていた町内の県立能登高校1年、池下未沙(みさ)さん(16)の遺体が見つかった事件で、静かな町は重い空気に包まれた。池下さんは毎日続けている部活動を終え、親が迎えに来てくれるのを待つ間に連れ去られた恐れがあり、住民からは「どうして事件に巻き込まれなければならなかったのか」と憤りの声が上がった。
能登高校の大窪直二校長らによると、池下さんが行方不明になった学校近くのバス停は、親が生徒たちを送り迎えする場所に利用されていた。池下さんは毎日放課後に吹奏楽部の練習を欠かさない熱心な生徒で、行方不明になった10日も午後4時ごろから同6時まで練習し、母親にスマートフォンの無料通信アプリ「LINE(ライン)」で迎えにくるよう頼んでいた。
テストなどで11日に登校した生徒たちは一様に厳しい表情だった。ある男子生徒は「池下さんはおとなしい子だった。バス停に親が送り迎えに来ていたのを見たことがある」。池下さんの中学時代の後輩は「中学時代はユーフォニウム、高校に入ってからはチューバを演奏していると聞いていた。陰で努力している優しい先輩。異性のトラブルなんて聞いたことない」と心配そうに話した。池下さん宅の近くに住む男性は「物静かな感じで、会えば必ずあいさつしてくれる礼儀正しい子だった」と肩を落とした。
遺体が見つかった能登町宇加塚の民家は、背後に暗い杉林が迫っている。近くの主婦(75)によると、民家で暮らしていた老夫婦は数年前に金沢市内に移って空き家となっており、親族の一人が週1回程度、草刈りに訪れていたという。この民家について、県警は石川県穴水町で事故で死亡した男性の関係先とみており、主婦は「こんな静かなところで事件が起きるなんて」と驚いていた。【中津川甫、金志尚、藤顕一郎】