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- 2010/9/5 0:11
- 父の誕生日 Lamento リクシュイ
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- 「お父さん、お誕生日おめでとう」
と、息子、コノエがケーキを作ってれた。
私、シュイは、今日誕生日なのだ。
ケーキが少し小さく4等分わけれるくらいだった。
でも、一つ余ってしまった。
「そうだわ。貴方のお友達にあげたらいいわ」
「そうだね。今から行くよ」
箱に包んで籠に入れた。
少しお話でもしようと紅茶の葉も入れた。
深い、深い森の中。
あの人の元へ向かった。
「リークス、いるかい?」
「あぁ、入っていいぞ」
ガチャッと扉を開けた。
「ジャーン、ケーキをもってきたんだ。息子が作ったんだよ」
「・・・」
「紅茶の葉も持ってきたから入れるね」
紅茶の葉、ウバ。
「で、何故ケーキを?」
「今日は私の誕生日なんだ」
「誕生日か。それはよかったな」
リークスの表情が暗かった。
「リークス?」
「俺には、誕生日を知らない。覚えていない」
遠い、遠い過去。
何年、何月、何日に生まれたのか知らない。
「そうか。ごめん・・・」
すると、シュイは思いついた。
「そうだ。私の誕生日もリークスの誕生日にするのは?」
「お前の誕生日と同じ日?」
リークスは首を傾げた。
「誕生日を忘れたなら、私と同じ日だったら忘れないだろ?・・・・・・あっ、ごめん。勝手、だよね」
「いや、構わない。お前同じ日だったら、忘れないような気がする」
「よかった。さぁ、紅茶も出来たから一緒に食べよう。私のぶんももってきたんだ」
包みの箱を開けて、お皿にケーキをおいた。
「リークス、お誕生日おめでとう」
「・・・ありがとう」
あまり笑わないリークスが少し笑ったような見えた。
誕生日は嬉しいことでもあるが、少し悲しいこともある。
年をとっておばあちゃん、おじいちゃんになって幸せに亡くなるだろう。
でも、リークスは違っていた。
年をとらない魔術を手にし、何年、何十年、何百年と生きてきた。
今はいくつなのかもわからない。
何一つ幸せなどなかった。
でも今は違う。
お前がいる。
シュイがいてくれれば、いつまでも幸せになれる。
そう信じて・・・。
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☆
今日は・・・って、1日すぎちゃいましたが、9月4日は父の誕生日
前々からプレゼントを考えてGETして、昨日ケーキを買いました
そしてわたす時がきました
久々の日記だというのに、小説日記になってしまいました
ではでは
- 「お父さん、お誕生日おめでとう」