†羅斗†さんとモバ友になろう！
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- 2009/12/24 17:20
- 『聖なる夜に捧ぐ』
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- 街はｲﾙﾐﾈｰｼｮﾝや雑踏で賑わう。
彼は寒空の下、山に車を走らせた。
先日降った雪が路肩に溜まったままだ。
静寂の中、夜空には優しく光る星が煌めく。
助手席に目をやるが いつもと変わらぬ空虚なる空間がそこにあるだけ。
貴方は寒がりなくせに手袋はしなかった。
彼と手を繋ぐため。
貴方は上着を車に置いたまま外に出る。
貴方には大き過ぎる彼の上着を着せてくれるのを知っているから。
貴方はいつも綺麗な髪と魅力的な香りがする。
彼の肩に頭を寄せるため。
お互いを解ろうとすればする程、解らなくなる時もあるけど確かに解り合えてる事がある。
それがきっと幸せなんだよ。
この想いを伝えに貴方を迎えに行こう。
恋人達よ聖なる夜に幸あれ。
- 街はｲﾙﾐﾈｰｼｮﾝや雑踏で賑わう。
