†羅斗†さんとモバ友になろう!
日記・サークル・友達・楽しみいっぱい!
-
- 2009/6/5 21:48
- 孤独と孤高
-
- コメント(1)
- 閲覧(6)
-
-
- 彼は弱みを人に見せない。
頼らない。
信じない。
群れない。
泣かない。
本当はとても、とても弱いのに。
彼の心は絶対零度。そっと触れても薔薇の花のように脆く砕け散る。
そこには桜の花が舞い散る美しさはない。
彼の心は絶対零度。
温めたところでもう元には戻らない。
そこには水のような元に戻れる器用さはない。
君はどうして強がってるんだい?
君はどうして信頼を怖れるんだい?
君はどうして人の温もりを怖れるんだい?
君はどうして目が笑えないんだい?
君はどうして泣かないんだい?
彼は独り暗き世界の中で瞼を閉じる。
彼が心を許すのはこの暗き世界。
孤独ではない。
孤高なのだ。
彼は暗き世界に語りかける。
彼は無になる。
思考を止める。
虚無。
虚無…。
虚無なのだよ…この世界は。
孤独ではないのだよ…孤高なのだよ。
- 彼は弱みを人に見せない。