呂蒙正さんの日記

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- 2010/3/3 2:03
- 両さん誕生日おめでとーッ
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- 百害あって一利無し。
  悪い事ばかりで、良い事が一つもない。
  という意味だが、これは間違っている。
  世の中は、そもそも事実と主観から成り立っている。
  ゆえに、一つのものに怒りや悲しみ、笑いなど一見両立し難いように思えるものが両立できてしまう。
  この、百害あって一利無しというのは、そういった主観においての自由を一切断ち切る…
  そう宣言するものに等しい。
  しかし、人がある事実において、完全に無表情(理解を洞察する為の手段だから)になる事は不可能なのだ。
  例えば、人殺しをして加害者に死刑が宣告された時。
  加害者の家族であれば悲しく、被害者の家族は嬉しい。そして、その逆も然り。
  つまり、千差万別の世の中で、百害あって一利無し。のような、一方的な束縛をする力は働けず、この言葉自体無意味なものとなる。
  ここで、抜け道についても考えてみる。
  
  即ち、この言葉が人間の個人においての本能(感覚)や理性の限界を指し示すものの場合。
  ある程度、その意味を理解する事になる。
  しかし、それは恐らく本来の意味ではなく、哲学的に考えて意味を見いだされたという方が正しいだろう。