淏淸櫢澈濵さんとモバ友になろう!

日記・サークル・友達・楽しみいっぱい!

Yahoo! JAPAN IDだけで遊べる!今すぐ遊ぶ!

    • 2011/3/19 23:06
    • 津波が奪った夢… 児童8割死亡・不明
    • コメント(4)
    • 閲覧(259)
  • "アバター"
    • 晴れの卒業式は18日に開かれるはずだった。着るのを楽しみにしていたセーラー服、小さな胸いっぱいに膨らませた夢。そんな希望の日々のすべてを、津波は一瞬で奪い去った。宮城県石巻市の市立大川小学校は18日現在、全児童108人のうち、24人しか生存が確認されていない。【百武信幸】
      北上川が太平洋に注ぐ河口付近。津波は川を逆流して約6キロ先の小学校を襲った。
      地震が起きたのは、下校のバスが出る30分ほど前。心配して車で迎えに来た保護者もいたため、児童を校庭に集めて点呼していた。そこにいた大半の児童と教職員合わせて数十人が波にさらわれた。急いだのだろう、遺体でみつかった子どもたちの多くは上履きのままだった。水は2階建て校舎の屋根がわずかに見えるほどの高さまで達した。
      「お姉ちゃんとおそろいのセーラー服を準備して、新しい自転車も買って、一緒に中学校に行けるって楽しみにしていたのに」。孫で6年生の愛香さん(12)を失った加納たき子さん(61)は声をつまらせた。「お小遣いをためて友達2人と4月1、2日にディズニーランドに行こうとしていたんです。仲の良い友達3人とも巻き込まれてしまった。代われるものなら代わってやりたい」
      愛香さんの小さな遺体は、検視の手が足りないため安置所から家に帰れず、母親と中学2年の姉が新品のセーラー服を携え、そばに寄り添っている。最近、「やっと二重跳びができた」と喜んでいた愛香さんの弟悠登君(8)=同小2年=はまだ見つかっていない。
      今野昌利さん(52)、真由美さん(45)夫婦は、3年生の次男誠君(9)を自分たちの手で見つけた。地震2日後の13日、消防団員と校庭にたまった泥を必死にかき分けると、4人の子どもが身を寄せるようにして息絶えていた。その中に誠君がいた。
      「最近、野球やると言いだして、おれはけがが怖いからやめろって反対したんだ。庭で素振りをしてたのに、もうそれを見られないのか……」。今野さんはか細い声でつぶやいた。「あの状況では、遺体がみつかるだけ幸せです」と真由美さんは言った。「ほかの子たちをそのままにしておくのはかわいそう」。その一心で、消防と警察に「ここはうちらがやるので」と止められるまでの4日間、夫婦で作業を続けた。
      柏葉照幸校長(57)によると、教職員も13人のうち無事だったのは校長を含め3人だけ。卒業式を目前にした6年生は5人の生存しか確認されていない。柏葉校長は「何らかの形で卒業式を開いてやりたい」と話した。



      毎日新聞より転載

コメント一覧

更新する

この日記を違反通報する

淏淸櫢澈濵さんの
お友達の最新日記

日記を探す

気になるキーワードで検索

みんなの新着日記