☆チェオン☆さんとモバ友になろう!
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- 2012/11/27 16:28
- ☆放浪日記・最終章…
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- 飲み始めて一時間程が経っただろうか…
先輩方のボルテージは最高潮に達していた。
そんな中…
meは東京の先輩に話しかけた。
「そろそろ一時間になるので行きましょうか?」
「えっ?まぁちゃん帰っちゃうの?」
レイが寂しそうmeに問いかけます。
「もちろん。チェックしと…」
そんなmeの言葉を掻き消す様に大阪の先輩が大声で叫びました。
「レイちゃ~ん!延長~!まさやんアウト~!」
(何がアウトやねん…)
(意味分からんし…)
続けて先輩がmeに言いました。
「まさやん、帰りたかったら先に帰りいな!その代わり、こいつ送って帰ってや!」
大阪の先輩の視線の先に目を遣ると、ヨダレを垂らしながら爆睡している東京の先輩の姿が…
「嫌や…まぁちゃん、帰らないでよ~」
「今から約束があるんよ。」
「えっ?じゃあ今日はレイと遊んでくれないの?」
そんな二人の会話を遮る様に大阪の先輩が呟いた。
「レイちゃん!ワシが居るがな~」
「嫌や…まぁちゃんが良い!」
そんなレイの言葉を聞いて大阪の先輩は、また石の様に固まっておられた。
その後、ごねるレイを何とか説得し、固まったままだった大阪の先輩の胸ポケットに、東京の先輩との二人分の飲み代3万円を突っ込むと、meは先輩のヨダレが服に付かない様に気を付けながら彼を起こした。
店を出てタクシーに乗ったmeは、家が渋谷方面だと言う千鳥足の先輩を連れて西麻布へと向かった。。
途中、ふと右隣に目を遣ると、東京の先輩の姿が無い…
(まさか…神隠し?)
よく見ると先輩は後部座席の床にズリ落ちてヨダレまみれで眠っておられた。
その後、先輩の家を知らないmeは先輩を車内に放置…
涙目の運転手にタクシーチケットを握らせて先に西麻布でタクシーを降りた。
走り去る車に向かって手を合わせた後、ホテルの近くのビルに視線を移すと、非常階段から血だらけの丸坊主の歌舞伎役者が転がり落ちて来る姿が見えた様な気がした…
携帯を無くして裸足で駆け出す歌舞伎役者の姿も見えた気がした…
(アカン…疲れてるんやわ…)
旅の初日から先輩方の御世話で疲れ果てて、幻覚が見え始めたmeは、奈美恵の待つホテルの部屋へと向かって歩き始めた。。
【完】
長い間ご愛読ありがとうございました!
おまけの横浜編…
いっちゃいます?(笑)
また希望者が多ければ書きますね
- 飲み始めて一時間程が経っただろうか…