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- 2008/3/30 16:02
- 『五つの敵』
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- 一、東京裁判史観という敵
戦後、日本はこの戦勝国の一方的な歴史観を下敷きにして出発した。善と悪は常に混淆し、表裏一体となって存在する。我々は我々の目でしっかりと日本の歴史の『光』と『陰』の両面を洗い直し、日本人としての矜持を取り戻さない限り真の日本の再生はあり得ない。
二、魂なき繁栄という敵
戦後、一貫して日本の歴史をねじ曲げ、日本人でありながら、日本人の非のみを打ち鳴らし、自らを進歩的文化人と称して飯を喰ってきた醜い反日・日本人が、結果的にこの魂なき繁栄を支えてきている。そういう意味では、朝日新聞社はＡ級戦犯である。これら反日分子との戦いを思想戦によって展開することが急務だと信ずる。
三、まやかしの平和主義という敵
平和と暴力とは表裏一体のものであり、平和のみが独立して存在することはあり得ない。逆に、暴力のみが独立して存在することもあり得ない。戦後、日本の平和は、その裏側の暴力の部分を日米安全保障条約によってアメリカに委ね、世界に類をみない奇形の平和主義を生み、飽食と惰眠を貪ってきた。平和も自由も言論も、そして国家も毅然として自らが守り、その上でグローバルな視野に立ち、環境問題等を含めた真の平和主義を掲げ、国際的な責務を果たすことが肝要だと思う。日本の戦後はまだ終わっていない。
四、権力悪、そして巨大なる不条理という敵
権力は必ず腐敗する。これは何も現代の状況のみならず、戦前の軍部独裁時代の上層部を含め、大正、明治へと遡行して一貫している。眼光鋭く、あらゆる方法を駆使して巨大なる『悪』と対峙すること。共産主義のみならず、あらゆるファシズム体制もこの巨大なる不条理に包摂される。
五、わが内なる『敵』という敵
いま、右翼にとっての真なる敵は右翼自身である。例えば、フィクサーを気取ったただの金権右翼、思想も信念も持たないただのゴロツキ右翼、詩心を持たないただの乞食右翼等々、わが内なる敵は多岐にわたる。
が、絶望することはない。自らが学習し、自らが魂を磨くことによって、その内なる敵を凌駕し、払拭することはまだ可能である。一日も早く玄洋社の理念とした『自由』『民権』『尊皇』の原点に回帰すること、そして己れ自身の命を真に大切にすること。道は必ず開ける。
以上
野村秋介
- 一、東京裁判史観という敵
