しらたきZさんとモバ友になろう!
日記・サークル・友達・楽しみいっぱい!
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- 2010/8/1 15:17
- 曇天にかかる耳飾り
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- 「チャリを貸してくれないか?」電話ごしの友達はケダルそうであった。
「なんで?」
「京都駅まで行きたい…」
簡単な事だ。
「君の家の前から出てるバスで440円で往復出来るよ。」と、ものの見事に最短格安ルートを提供したワタシ…
「お金がない…」
「働け!!!」
ラジオをから流れる、阪神-カープ戦を小耳に、小林茂とあたかもラジオから流れてきそうな運転手の名前に目をやり、鴨川に並ぶ燈籠の様な光りを眺めていた。
自分の様に薄っぺらい映画を見た帰りであった。京都駅から川端通りを上がる間ワタシは口を開かなかった。自分の器の小ささに嫌気がさして…いや、きっと腹を立てていたのだ。
ワタシはほんの些細な事に気を揉む性格であり、人の言葉の端を気にしたりするつまらない人間なんだ…
真珠曇の様に揺れるそれを眺めワタシはいつもと何か違う…夕立が降る前の様な空気を感じてたんだ。。。
- 「チャリを貸してくれないか?」電話ごしの友達はケダルそうであった。