タぃさんとモバ友になろう!
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- 2010/4/7 0:43
- 胸キュン☆ハイスクール(笑)
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- ヒロインは転校生と決まっている。
この物語のヒロイン、仁条ユイもこの日、新たな高校へと転校してきた。
真新しい制服に身を包んだ彼女は、緊張気味に校門の前に立つ。
「か、変わるんだ……アタシ」
ユイは消え入りそうな声でつぶやいて、目の前に広がる学舎を見つめた。
(アタシ、頑張るからね!!)
その瞳は、たのしく、そしてなにより充実した学園ライフを見据えている。
はずだったのだが……。
「やあ、キミ。おはよう♪」
新たな門出に気持ちを引き締めていたユイの背中に、突然声が飛んできた。
彼女はピクリと反応して振り返る。
すると視線の先で、桜並木を背景に、男がこちらに向かって爽やかなスマイルとともに手を振り、歩み寄ってきていた。
(び、美形!!)キュン
彼がミラクル美男子であることにユイが気づくまで、二秒とかからなかった。
春風になびく自然な栗色の髪の毛に嫌味はまるで感じない。
むしろマロングラッセのように甘い香りが漂ってきそうである。
どぎまぎするユイ。
声は自然とうわずる。
「あ、え、お、おはようございます……」
「おはよう♪」
ミラクル美男子の口がそう動いた、次の瞬間──
(え……あ、ちょっと待って!?)
キュンキュンキュンキュンキュンキュンキュンキュンキュン
※僕は壊れました。
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- ヒロインは転校生と決まっている。