†ノリマロ†さんとモバ友になろう!
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- 2012/4/10 10:04
- 33話
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- あの出来事から二日後。
俺は光を失った悲しみとギリギリ合格といった理由で中途半端にも生かされてしまった悔しさでこの二日間学校に行く気も失せてしまい
ずっと布団にくるまっていた。
奈美が朝にいつも部屋の前まで迎えに来てくれていたが
部屋から出ることもなく、無視し続けていた。
そして、今日の天気は雨。
なんとなく学校に行こうと思って準備をした。
二日前の雨を思い出しながら…
なんだか光にも会える気がして…
ドアを開けるとやはり奈美が居て
「あっ…お、おはよっ、きーくん!!
…もう、大丈夫?」
と、心配そうな顔で尋ねてきた。
(こいつにも迷惑かけたなぁ…)
『そう思うなら無視などせずにさっさと出ればよかったものを』
気持ちの整理をつけるためと自己解決をしていたが
神の言い分が正しかった。
「わりぃ、心配かけたな。
もう大丈夫だ」
ちゃんと笑えてるかわからない表情でこたえると
奈美は少し安心したようだった。
「今日は雨だけど、特訓よろしくなっ!!」
「うんっ!!」
奈美が嬉しそうだった。
それはホントによかった。
(俺はもっともっと強くなる。
奈美を守れるぐらい…
そして、光の仇をとれるぐらい…)
そんな決心をして
生徒会選挙を明日に控えた今日、
俺たちは学校へと向かった。
- あの出来事から二日後。