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    • 2011/3/30 15:13
    • 大震災3
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    • 避難先に戻った。避難バッグにろうそくを入れ忘れて、取りに戻ろうとしたがダメだったので今晩は明かりがない。
      真っ暗になる前に娘には母が持っていたパンを食べさせた。私達は次の日からの食料を考え水分を少し取っただけにした。
      辺りが真っ暗になった。石油ストーブのほのかな温もりと明かりがあって助かった。奇跡的に旦那から電話がきた。こちらに向かっていると。けど周りは真っ暗だし道路もまともに走れるか心配だった。途中の大きな橋が落ちてるとの報道があったので違う道を通るように言った。旦那は県内の内陸の職場だし建物はとても安全と聞いていたので命の心配はしてなかった。それに大地震が来ると召集かかるのでしばらく帰ってこれないだろうと覚悟していた。けどやっぱり顔を見ると安心できるし傍にいるだけで心強かった。
      その日はものすごく時間が経つのが遅く感じた。たびたび強い余震にビクビクしながら夜明けをひたすら待った。トイレに外に出た時に星空がキレイ過ぎて逆に不気味だった。
      間もなく携帯の充電も切れた。手回し充電器もあったがずっと回し続けても大した充電にはならなかった。
      朝方、道路が混雑する前に更に必要な物を家に取りに向かった。津波は線路を越えかなり広範囲に及んでいた。田んぼは道路と同じ高さまで水が張っていて一帯が湖みたいになっていた。見たこともない光景だった。流木やゴミや家の木材や家具が道を塞いでいた。車が家に突っ込んでいたりブロック塀の上に乗っかっていたり重なったりひっくり返ってたり。
      国道は逃げ遅れた車が渋滞したまま残されていた。乗っていた人は大丈夫だったのだろうか。家に着いた。アパートは道路から少し高い敷地にあるが1階はたぶん水没しただろう。我が家は2階なので津波は免れた。
      玄関を開けるとグチャグチャになった部屋を見てあの地震の恐怖が襲ってきた。とりあえず歩くスペースを確保し、必要な物を車に積めた。外はヘドロで足がとられ足元は泥だらけ。転ばないように歩くだけで精一杯。
      私も旦那も実家は石巻。わりと近い地域にあるけどどちらも津波は避けられないであろう場所。とりあえず向かってみる。
      けど途中の交差点で逃げようと混雑したのか津波で押し流された車で行き止まりだった。物と車で狭くなった国道は引き返す人と知らずにむかう車でまた渋滞。抜け道もまた冠水や車が流されて塞がっている。どうにかこうにか避難先に辿り着いた。

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