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- 2013/7/27 23:20
- タイムスリッパー小銭
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- 僕はアルバイトをしておらず、お金がありませんでした。
僕は16歳の子供で、衣食住を約束してくれる親がありました。
僕は幸せな人間だそうです。世界を見れば僕のように安全な生活を約束された人間は珍しく、だから親に感謝する必要があると先生から聞きました。
でも僕にはお金がありませんでした。
特にトラブルに巻き込まれたわけでもなく、では親孝行をするためかというとそうでもなく、只々僕はお金を必要としていました。
こういう場合、僕のような立場の人間はアルバイトを始めるものなのです。
時間がいっぱいあると人はどうしても遊びたくなります。
しかし、高校生の遊びはとてもお金がかかるものだったのです。
それでもお金のかからない遊びは可能ですが、それはとてもささやかで、かつつまらないものです。
時間を捨てるようなものです。
だからといってアルバイトを始めると遊ぶ時間は減ってしまいます。
そうなれば、結局お金は必要なくなるのでした。
結局僕はアルバイトを諦めて、慎ましい遊びに時間を費やして過ごす事にしました。
そうしていると、思い出すことがありました。
それは、小学生の頃、砂場を掘って遊んでいたことです。
キラキラ光るガラスの破片を見つけては、それを地面に並べて眺めました。
ある日には十円硬化を掘り出して、チョコレートを買ったことを思い出します。
続く。
- 僕はアルバイトをしておらず、お金がありませんでした。