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- 2010/10/26 22:27
- ことば詩(うた)中島みゆき
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- ことば詩(うた)
「あぶな坂」('76)
「傾斜」('82)
「重き荷を負いて」('06)
この三つの「坂」に描かれた物語について語ってみよう。
「あぶな坂」
下り坂には?生きて行くのにつきものの躓きや挫折、絶望感がつきまとう。
橋を壊し、危険な坂に導いた少しコケティッシュな若い女性。
彼女の透徹した眼はドロップアウトした男、苦悩の男のすべてを見透かしている。
「赤と黒」がそれぞれに当てはまる?
-遠いかなたからあたしの黒い喪服を
目印にしてたのがここからは見える-
「傾斜」
傾斜30°は感覚的には垂直に見える
この傾斜10°と言えば登山並みの坂になり、老婆が登るには命がけであろう。
傍で観ている彼女は援助はしないけれど、暖かい眼差しで老婆を観ている。
まるで自分の姿のように…。
-悲しい記憶の数ばかり
飽和の量より増えたなら
忘れるよりほかないじゃありませんか-
「重き荷を負いて」
中島みゆきの人生が凝縮された物語のようである。
陰に隠れて表に出ない彼女の人生の歩みが描かれているように思えます。
確か、彼女の言葉に「顔で笑って、心で泣いている人もいる」があったような…。
-がんばってから死にたいながんばってから死にたいな
這いあがれ這いがれと自分を呼びながら呼びながら-
- ことば詩(うた)