ゴエ太郎さんとモバ友になろう!
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- 2010/11/15 11:30
- 休暇のあれやこれや④恋の行方~函館編
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- 運命の出発当日…
時間通りに函館へ向かって出発
最初のうちは当たり障りのない話題と返しで、至って普通の雰囲気
でも次第にこれがイヤ~な方向へシフトしていきます
…やがて1時間走った辺りで、密室となった車の中には黒~いオーラが充満…
眠そうにしている彼女に
『寝てていいよ』
と言うと
『うん…』
寝た…
今まではすすめたって、意地でも助手席では寝なかったのに
孤独な運転が始まって数時間…彼女が起きて質問してきました
『明日、何時に帰る?』
(函館旅行の話が再浮上した時…
『日程は最初に決めたの(2泊3日)でいいよね?』
『いーよー』
…と決めたよね?)
『2泊の予定だけど…』
『…は……嘘でしょ?』
結局、キャンセル料がバカらしいので、二泊でチェックイン
部屋にいても険悪なだけだし、時間もいいぐらいなので、とりあえず夕食へ
店は彼女が行きの車の中で見ていた本に載っていた、『民家を改装した隠れ家的なイカ料理屋』に決定
ホテルからは少し離れていたので、大きい通りに出てからタクシーを拾う事に
天候はあいにくの雨
傘は1本雰囲気最悪のまま相合い傘をするわけですが…
離れているため、傘からはみ出たお互いの1/3ずつが濡れるんです
(純情な感情は空回り…)
とかアホな事を考えてると、最悪の一言が彼女の口から飛び出します
『何か…来なきゃよかったね』
…いや~口に出しちゃう?
そりゃ俺だってそう思ってましたよでもさ、それは今言っちゃいかんでしょ
『ん~…まぁ、そんなこと言わないで』
…と、なだめたところで大きな通りに出たので、タクシーを拾います
2時間後、雨上がりの夜の函館を、手を繋いで歩く二人組の男女の姿…
その雰囲気は数時間前のそれとは真逆で、笑いに満ちています
一体二人に何があったのでしょう?
次回
番外編~恩人は変人
- 運命の出発当日…