:さんご:さんの日記

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- 2011/12/20 0:39
- サンタさんは優しくなんか
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- ２４日の夜に髭を生やしたおじさんが１年間いい子にしてた子にプレゼントを持ってくる
  
  赤い靴下の中
  
  もしくは
  ツリーの下に
  
  中を開けるとなぜか自分が欲しかったおもちゃが入ってて大喜び
  
  ホントにそれでいいのかい？
  
  君はおもちゃを貰って幸せだね
  
  おもちゃを貰えない
  靴下すら無い
  ツリーすら無い
  今日寝たら明日生きて起きられるかも分からない
  
  今一番欲しい物は？
  と聞くと、戦争、紛争の無い世界が欲しい。家族の為に食べ物、伝染源の虫に刺されないで寝れる場所が欲しい。兄弟の為のワクチンが欲しい。ミルクが欲しい。
  
  そんな子達にはサンタさんは来ない。
  
  裕福な子にはより裕福に。
  
  貧しい子には来てくれない
  
  裕福な子は一人じゃ食べきれない程のごちそうや、外食をお腹いっぱい食べて家に帰って寝て、起きたらおもちゃを見つけ包装紙を開け、喜ぶ。
  
  貧しい子は、今日食べる物もろくに無く、今日寝たら明日は生きていられるのかという事さえ考える気力がない
  
  それでも朝、起きるとメリークリスマスと言いながら綺麗な服を着た人たちが少しまともな食料を分けてくれた。家族みんなで食料を貰い感謝を告げる。
  今日は貰えた
  嬉しい
  ホントに嬉しい
  
  でも
  
  明日からどうすればいい
  
  明日はメリークリスマスが聞けない
  
  明日は食料を貰えない
  
  明日からどうやって生きていくのか分からない
  
  それでも、今日は幸せだと今日を噛み締める。
  
  明日が来るのが当然で今日お腹いっぱいなのも当然
  今から開ける箱に期待なんかして
  
  今寝る事に対して明日に期待する事なんか出来ない人達がたくさんいる
  たくさん
  
  そんな人達は１年に一回の贅沢より明日の安心が欲しいんでないかな