りいちさんとモバ友になろう!
日記・サークル・友達・楽しみいっぱい!
-
- 2016/2/27 22:07
- コンペイトウ
-
- コメント(2)
- 閲覧(10)
-
-
- まだお日さまも出ない朝早くピザ太郎にまたがり家を出ました。
私の家から山を3つ越えたところにあるストックホルムという街に住むおばあさんにお薬を届けるためです。
山を1つ越えたところでピザ太郎は
「お腹がすいたな、何か食べたいな」
と小さな声で言いました。
そういえば、私たちは朝から何も食べていません。
何かないかとポケットを探ると、食べかけのコンペイトウが入っていました。
ピザ太郎にそれをあげるとコリコリと美味しそうな音を立てて食べました。
そこで山を1つ越えたらコンペイトウを1つあげると約束して再び歩き出しました。
ピザ太郎の足取りは心なしか軽くなり、無事街に着くことができました。
しかし、薬を届け終わった頃にはもう日は暮れかかっていました。
1つめの山を越えると夜になってしまいました。
ポケットに手を入れると、もうコンペイトウはありません。
空を見上げると家の方角にキラキラと星が輝いています。
「ごめんねピザ太郎、でも見てごらん。あんなところにコンペイトウがあるよ」
と言うと、
「その手には乗らないからな」
とピザ太郎は言いました。
- まだお日さまも出ない朝早くピザ太郎にまたがり家を出ました。