日記・サークル・友達・楽しみいっぱい!
-
- 2008/3/15 20:46
- フォードの“生き残り”の裏
-
- コメント(5)
- 閲覧(16)
-
-
- 解雇危機から一転、3番の可能性もある、と評価が一転した阪神の新外国人、ルー・フォード外野手。その豹変(ひょうへん)ぶりについて、球団関係者は「金本選手のおかげですよ」と断言している。アニキが世話を焼くのは、弟分で移籍1年目の新井だけではなかった。
左ヒザ損傷のリハビリで独自調整を続けていた金本。15日のヤクルト戦(神宮)からチームに合流する。5日の故島野育夫前コーチの追悼試合(広島戦)に、1打席限定で出場。「心配ご無用」と言わんばかり、豪快なホームランを放つなどバットの方はブランクも関係なさそう。
問題は、金本も「(不安は)もちろんあるよ」と素直に認める「守り」。新井をはじめナインは「あまり無理をしないでくださいよ」と案じるが、その思いはフォードも同じだ。
「ぼくは、金本さんの隣でよく打撃練習をしていたから、すごいバッターというのはわかっているよ。一緒にプレーできるのを楽しみ。だけど、ケガのないようにやってほしいね」
このコメントは社交辞令ではない。キャンプ中、古傷の右ヒザを痛めたうえ、日本式のハードトレーニングについていけず、過労でダウン。失意の中で別メニューをしていたフォードに“ギャグ交じり”で声をかけてくれたのはほかでもない、同じように単独トレーニングをしていた金本だった。
「日本ライフには慣れたか」といった世間話から、「焦らず自分のペースでやればいいから」「日本の投手は変化球が多いから、オープン戦はできる限り出場したほうがいいよ」と、日本野球について細かくアドバイスしてもらったという。
「彼は、金本選手が今年で40歳というのを知ると、『信じられない』と手を大きく広げてビックリしてましたよ」(球団関係者)。新井にとって「本当のアニキのような存在」なら、フォードにはさしずめ「日本の先生」といったところか。
そんな先生は14日、甲子園の室内練習場で軽い調整の後、報道陣に囲まれると、「いよいよ実戦って? 何言っとんねん。これからが調整や」と気合十分だ。
ただ、フォード株が急上昇といっても、まだオープン戦。助っ人を「日本の野球って、こんなレベルなの?」と慢心させないためにも、今度はグラウンドで、日本人最高年俸プレーヤー(推定5億5000万円)のすごさを見せつけてもらいたい。もちろん、ケガがぶり返さない程度に…。
- 解雇危機から一転、3番の可能性もある、と評価が一転した阪神の新外国人、ルー・フォード外野手。その豹変(ひょうへん)ぶりについて、球団関係者は「金本選手のおかげですよ」と断言している。アニキが世話を焼くのは、弟分で移籍1年目の新井だけではなかった。