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    • 2012/7/30 0:12
    • 第3話
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    • あの人はいやらしかった。

      こんなにいやらしいのを見たのは初めてだ。

      でも僕にとっては
      何も感じなかった。

      もちろん男性としての本能が薄れたとか
      体調が悪かったとか
      そうゆう類いのことぢゃなくて

      こんなにアッサリ抱き締めて
      当たり前のように身体を重ねる。

      男と女が出会えば当然起こりうる化学反応。
      でもそんな当たり前が無性に虚しかった。

      朝起きて 歯を磨いて 食事をし 仕事をする。

      日常の輪廻の中の一部を演じさせられる傀儡。

      僕は無力だ。

      僕はありふれた日常の一部なんだ。

      どんなに逸脱した価値観を備えても
      それに準ずる演技力、舞台、監督がいなければ。


      誰もが恐怖に戦く場面で僕らは愛し合いたい。
      電気椅子に座り拘束された状態で、噛みちぎるほど、あなたの唇を求めたい。

      苦しむ貴女を俺で汚してしまいたい。

      どんなに着飾ろうと、香を振り撒こうと、全てはハリボテ。

      すべてが邪魔だ。
      似合わぬ服は破りさろう。
      派手なランジェリーより、日常に喘ぐ貴女の方がより官能的だ。
      落ちぬ化粧は朱に染めよう。
      止まぬ音楽は君が奏でればいい。
      どこだって、なんだっていい。
      そう思うと地球に重力があることが無性に有り難く感じる。



      ほんとの貴女は美しい。

      君は何を感じたのかな。
      痛がる君を気遣って声をかける
      そんな当たり前が君には心地よかったのかな。
      それは幸せなこと。
      普通になれなければ、また昔の暮らし。


      最後に交わした口づけは、どうして噛みつかなかったのかな。。。

      人の流れに逆らえない。

      また、僕は交差点の信号を渡ることができなかった。

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