たぺち★★さんとモバ友になろう!
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- 2013/7/20 18:42
- メガザルマザー
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- ママ
「しょうたー!
アニメばっかりみてないでいい加減にお風呂はいってらっしゃい!」
しょうた
「ねえママ、ぼく魔法使いになりたい」
ママ
「んもう、またテレビの影響ね?
こないだまで機関車になるって言ってたじゃない。
(あ、そうだ、いいこと思いついちゃったわ)
うふふ、しょうた、わかったわ
ママが魔法使えるようにしてあげる!」
しょうた
「ほんと?!うわああい!」
ママ
「いい?
ママの魔法パワーをしょうたに送るわよー!
きええーい!!」
しょうた
「うわあ!ビックリしたー
あれ?
ママ?どうしたの?
ねえ!起きてよ!」
(しょうた… しょうた… )
しょうた
「あ!ママの声が頭に直接ひびいてくるよ!」
(これであなたは魔法が使えるようになったわ
でもあなたにパワーをあげたからママは天国に行っちゃうの)
しょうた
「そそ、そんな!」
(でもね、これからママが教える魔法をしょうたが使ってくれたらママは生き返ることができるの)
しょうた
「死んじゃいやだよー!
教えてよー!ぼく魔法使うよー!」
(でもね、しょうた
ママが生き返っても今度はしょうたが天国に行っちゃうの
メガザルはそういう魔法なの
それでもママを助けてくれるかしら?)
しょうた
「やっべ!あっぶね!死ぬとこだったじゃん」
(………… )
しょうた
「あっぶねー」
(……… )
その後
何事もなかったように起き上がった母は、89歳の生涯を終えるまで、私と一言も口をきいてはくれませんでした
- ママ