z_zさんとモバ友になろう!
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- 2011/7/5 0:58
- 大嘘をちぎっては窓から投げる
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泥に浸った台地をただ齷齪歩くと、半ば埋まった婦人がこちらを窺っていた、
半ばってこともない
僅かに鼻梁が覗く程度か
横たわった漆喰の壁が断層のように
その下に澱んだ水と漬け物が
無事か漬け物は
研究者は赤ら顔で掲げるがそれは大して救われた気分を与えるでもなく、
少し怪訝な表情でTが前髪を振り乱した
あなたは天才なのだから、自分の抜け殻と同じ水に浸かったものがよもや無傷と言って喜ばれる仏の心中も察するに難くないはずで
IQ210?
半端ないなそれ
影もなく音もなく横切る飛行機の先には
ただ後宮に取り残された銀河と首を括らんとしてる筆者の姿があると
ただそんな噂があると
眼下に広がっているのは無機質な白い床なんだけどなと思い、
図書室へ昔借りパクした本を返しに行く
ようやく、ようやくだよ
それで肩の荷を下ろしたつもりになるのも束の間、新しい本に手が延びるんだろう
迫る本棚に潰される前に早く制服を着させてくれ
笑わんでくれよおとん
からっぽのポップコーン製造機の向こうはスクリーンの筈です
誰を誘おうか
Aなら来てくれるかな
メールしてみようか
Kちゃんも来てくれるかな
熊本から
がさがさと
がさがさがさがさとせわしなく
玄関から音がする
夢じゃない事に気がついて起き上がる
郵便配達の兄ちゃんが、郵便受けに何ぞか投函しようとしているが
サイズがあるのか苦戦してる模様
それをただまんじりともせずドアスコープから静観する私
しびれをきらしたか、インターホンを鳴らし反応を待つ兄ちゃん
それをただまんじりともせずカメラから静観する私
応えがないので仕方なくまた投函を試みる兄ちゃん
封筒が落ちてくるのをただまんじりともせず郵便受けの前で体育座りして待つ私
落ちてきた封筒
ドアスコープを覗くと、
兄ちゃんはここ数分の苦戦を表情に滲ませながら去っていった
届いたのは
うちのドール達の製造元である
某メーカーの冊子だった
新作に大して興味を持たない私には
購読してもあんま意味ない気がするけど
暇潰しに眺めるにはなかなか丁度良い内容なんだな