デトワール★さんとモバ友になろう!
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- 2008/5/8 22:17
- パーティにて、危険な事件が……
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- ゴールデンウィークも終わりました。正直、悲しいです……とりあえず、先々週のことを記します。
先々週の日曜日、会社がパーティを開催したので、山奥のホテルへ赴きました。来賓として、英国の准男爵(!)の方が招かれることになり、『フォーマルな格好で行くように』と指示されたので、紺色のスーツで向かいました。
ホールは想像以上の喧騒に包まれていました。星屑のようなシャンデリアの下では、純白のクロスを掛けられた無数の円卓がしつらえてあります。その周囲には人々が群がり、食事をしながら談笑していました。
ある程度パーティが進行すると、私は受け皿に料理を取って壁際に移動しました。
その時、男性の声が私を呼び止めました。振り返ると、一組の男女がこちらに近付いていました。
ミスター・ページとマドモワゼル・エリュアールです。
ページは黒のスーツにピンクに近いシャツ。エリュアールは……目のやり場に困るような、セクシーなドレス姿でした。実際、男どもは遠巻きに眺めていました。女性たちは口々に『カッコいい』などと繰り返して、羨望の目を向けています。外国人でなかったら、憎悪に満ちた眼差しを送られたでしょう。
私は英語で二人に呼び掛けました。
「やあ、二人ともよく似合っているよ」
ページはふふんと自慢げに鼻を鳴らし、エリュアールは素直にお礼をいいました。
その時、私はあることに感づきました。エリュアールの頬に赤みが射し、ちょっと髪が乱れています。
まさか……と思って、隅のほうにページを連れて行き、婉曲に問いました。
「ページ、エリュアールを見て思ったんだけど……まさか、こんな所で"temps d'amour"をしたんじゃあるまいな?」
ページは頷き、平然と答えました。
「もちろん。結構、ロマンチックだろ?」
はっきり言って、このことには唖然としました。念のために弁護しますが、ページは悪いやつではありません。軽薄ではありますが。確かにロマンチックかもしれませんが……文字通りの『危険行為』です。仮に誰かに発見されたら、どう言い訳するつもりだったのか? 事実ならば、かなりの冒険だったでしょう。
いくら『恋は盲目』とは言え、少しばかりは羞恥心を持ってほしいです。ヤバすぎます。
- ゴールデンウィークも終わりました。正直、悲しいです……とりあえず、先々週のことを記します。