兵吾●さんの日記

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- 2010/12/9 0:27
- 甘酸っぱい
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- 絵梨っぺ｢…竹サ。…竹サ!どーしても東京サ行ってしまうの？｣
  
  竹サ｢絵梨っぺ…、何で…ここに？｣
  
  絵梨っぺ｢決まってるべ、竹サに会いにきたんだよ｣
  
  竹サ｢あ…あははは、そうか、これは夢か！熱でぶっ倒れたんだな、俺！｣
  
  絵梨っぺ｢久しぶりだね……、竹サ…ずいぶん大人になった。元気？｣
  
  竹サ｢………、うん…元気だよ｣
  
  絵梨っぺ｢良かった。気が小さくて人のいい竹サのことだから、東京で騙されたり、人の間で疲れてねぇかなって、私…｣
  
  竹サ｢はは…そんなことないよ…相変わらず心配性だな、絵梨っぺも｣
  
  絵梨っぺ｢そうだ、竹サ!｣
  
  竹サ｢なっ何っ？｣
  
  絵梨っぺ｢恋…した!?｣
  
  竹サ｢えっ？｣
  
  竹サ｢…ああ、色んな恋をしたよ！｣
  
  絵梨っぺ｢ひゃー!彼女もできた!?｣
  
  竹サ｢うーん、残念ながらいないなぁ｣
  
  絵梨っぺ｢え～!?こんなに沢山女の子がいる学校なのに？｣
  
  竹サ｢あはは、彼女達は娘みたいなもんだからなぁ｣
  
  絵梨っぺ｢ダメだよ竹サ!歳とっちゃうよ、そんなんじゃ｣
  
  竹サ｢う゛……｣
  
  絵梨っぺ｢ねぇ、竹サ…｣
  
  竹サ｢……ん？｣
  
  絵梨っぺ｢私じゃダメ？｣
  
  竹サ｢!!?｣
  
  絵梨っぺ｢だって、あの頃が一番素敵だったわ!竹サもそう思うでしょ!?｣
  
  絵梨っぺ｢二人とも高校生で、大人でも、子供でもなくて!｣
  
  絵梨っぺ｢あの時の恋は自分の全てだった！色んなものに守られて、まだ何も知らなかった頃……。｣
  
  絵梨っぺ｢だから、だから自分の感じた気持ちだけを信じる事ができた！｣
  
  絵梨っぺ｢純粋だった！美しかった！｣
  
  そして全てがまぶしかった…。
  
  絵梨っぺ｢もちろん大人になってからの恋もホンモノだと思う、だけど昔とは…違うものなんだよ！｣
  
  竹サ｢……絵梨っぺ…確かに君の言う通りかもしれない｣
  
  竹サ｢大人になって無くした物も沢山ある…でも、それでもいいじゃないか｣
  
  竹サ｢それに、僕は今だって…自分の気持ちを信じてる。それは変わらないよ｣
  
  じゃあね…絵梨っぺ…
  
  高校生の頃に担任の教師が教室でぶっ倒れて保健室でみた夢らしい…