羅刹(らせつ)さんとモバ友になろう!
日記・サークル・友達・楽しみいっぱい!
-
- 2018/3/12 15:36
- 輸出戻し税というデマ
-
- コメント(0)
- 閲覧(9)
-
-
- 「輸出戻し税」について説明する前に、消費税の仕組みについて整理しましょう。
大手メーカーが下請け企業から50万円の部材を購入し、消費者に100万円で販売する例を考えてみます。
?
メーカーは、仕入代金50万円に消費税を加えた金額を下請け企業に支払います。
税率8%なら消費税は4万円ですので、税込で54万円です。
下請け企業は、受け取った消費税4万円を消費税として納付します(仕入れに係る消費税はないものと仮定)。
受け取ったのは54万円でも、うち4万円は消費税の「預り金」ですので、納付時期には消費税として納めることになります。
?
一方で、メーカーは下請け企業から仕入れた部材を加工して、消費者に税込108万円で販売します。
販売に際して、消費者から8万円を消費税として預ります。
しかし、メーカーは仕入れ時に下請け企業に対し4万円の消費税を支払っていますので、「8万円ー4万円=4万円」の消費税を納税します。
?
以上のように、「預かった消費税から支払った消費税を差し引いた純額を納付する」のが、消費税の基本です(仕入税額控除といいます)。
消費税は最終消費者が負担するのが原則であり、消費者の手に渡るまでの中間段階では、立替金、預り金として処理されるわけです。
このケースでは、消費税8万円は消費者が購入代金とともに負担しており、それを下請け業者とメーカーが各々4万円ずつ納付する格好になっています。
?
このように消費税は、税金の負担者(担税者)と支払者(納税者)が異なることから、「間接税」と呼ばれます。
- 「輸出戻し税」について説明する前に、消費税の仕組みについて整理しましょう。