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    • 2016/7/14 10:35
    • 宮永姉妹小説
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    • 照「ツモ。2300、4500」

      咲「…」?

      宮永母「…これで、五連続プラマイゼロ…しかも、姉妹揃って…」?

      界「別にコンビ打ちってわけでもなさそうなのにな」?

      母「もう一度よ!もう一度…今度こそ…」

      界「やめとけ、無駄だ」

      母「無駄って何よ!こんな勝つ気のない麻雀を打たれておめおめと引き下がれって言うの!?」

      界「ああ、そもそも、家族で賭け麻雀なんて間違ってたんだよ」

      母「分かったようなことを言わないで!負けられない真剣勝負でこそ培われる力があるのよ!」

      界「…そうかな?」

      母「この子たちの才能を伸ばさないといけないのよ!」

      咲「…私、もう打ちたくないよ」

      照「私も、麻雀は、あまり好きじゃない」

      界「悪いな、俺も、正直言うとあまり乗り気じゃない」

      母「あ、あなた達…もういいわ!勝手にしなさい!」

      それから、私たちが家族で麻雀を打つことはなくなった。
      でも、お母さんとお父さんの喧嘩は日に日に増えて行って、私が中学に上がる頃には、お母さんが家に帰ることはほとんどなくなった。

      喧嘩の原因は、いつも麻雀の話だった。
      私とお姉ちゃんには才能がある、伸ばさなきゃいけない、だからお金を賭けて麻雀を打とう。

      お母さんはそればっかりだった。

      麻雀自体が嫌いになったわけではなかったけど、麻雀を打つことは苦痛だった。
      お母さんに押し切られて麻雀を打つことはあったけど、私とお姉ちゃんは常にプラマイゼロで終わらせた。

      そして、麻雀を打つこともなくなり、お姉ちゃんは麻雀部のない清澄高校に進学した。

      部員を集めてる変な人がいるらしいけど、断り続けたら諦めてくれたらしい。

      二年後、お姉ちゃんの後を追って、私も清澄高校に進学した。

      清澄高校の敷地は広い。
      少し裏手に回れば小川が流れるのどかな光景が広がっている。

      川を超えてしばらく歩くと旧校舎があり、活動停止状態の部活動や同好会などの部室は旧校舎に割り当てられている。

      私は、川のほとりで本を読むのが好きだ。

      昼休みに私の姿が見えないときは、ここに来れば大体見つかる。

      今日もいつも通りに、いつもの場所で本を読む。

      咲「この本は今日が返却期限だから、早く読まないとね」

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