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- 2012/3/9 3:21
- 100読の002
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- 『虚夢』
著:薬丸 岳
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通り魔事件で連続殺人を犯した男。だが犯人は『心身喪失』状態であったとされ、無罪になった。
四年後、この事件で娘を亡くした三上は絶望の日々を送っていた。だが、元妻から突然“あの男”を街で見たと告げられる…
――
終始感じていたこと。
全く肌に会わない。
様々な伏線が噛み合い、物語がパズルのようにカチカチとはまっていき、最後に訪れる感動――
と、言いたいのかもしれないが、私には作為的で面白味のない、無味無臭の張りぼてにしか感じられない。
それよりむしろ、むやみにこちら(読み手)の感情を揺らそうとしてるように思え、ひどくイライラする。
確かに『統合失調症』については深く考えさせられたが、物語としては全く感情移入できなかった。
なんというか、リアルさがないのに生々しい感情や息づかいが伝わる醜悪さといえばいいのだろうか。
とにかく不快の一言。
感動らしいが私的には救いもない話だった。
本を読んでいて初めて破り捨てたい衝動に駆られた。
最悪。もう寝よう(--;)
- 『虚夢』