HIROさんとモバ友になろう！
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- 2016/10/30 18:31
- 生きる希望をなくした友達について
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- 俺の知り合いの
とある人物について書こうと思う
プライバシーの問題もあるので
詳しくは書けないが
彼女は20代後半
身寄りはなく、アパートの一室で
一日中部屋に閉じ籠っている
詳しくは解らないが
重度の鬱を抱えていて、薬を大量に毎日呑んでいる
やはりそんな状態で働けるはずもなく
生活保護をもらって暮らしている
初めて彼女の部屋に行ったとき
俺は2時間いるのが限界だった
部屋中ゴミが散乱していて、足の踏み場もないほどだ
動物愛護活動をしているらしく
狭い部屋で4匹の猫を飼っている
そのため猫の糞尿で
部屋中に強烈なアンモニア臭が漂っているのだ
猫は放し飼いで好き放題暴れまわっている
更にその日初めて知ったのだが
俺には猫アレルギーがあるらしく
目はショボショボ、鼻水、首に湿疹が出てくる始末
失礼かもしれないが
とてもじゃないがあの部屋に
一日中いることなんて出来やしなかった
潔癖症ではないが
流石にあの環境には耐えれなかった
彼女は必要最低限の買い出し以外は
基本ベッドの上でずっと過ごしているらしい
会話は普通に出来るが
よく見ると目はやんでいる
手首には無数のリスカの跡
『消えたい』と何度も言う
俺は余計な偽善心が湧いてきて
何とか彼女を救えないかと思い始めた
けれど
どれだけ俺が生きることの素晴しさを
悟そうとも彼女の耳には全く届きやしない
本当に色々と試したが
やはり
俺なんかがどれだけ熱弁しても
何の効果もないし
彼女の胸には絶対に突き刺さらないと改めて実感した
生きる希望を亡くした者に
何を言っても寝耳に水なのだ
改めて思う
俺たちが何不自由なく
当たり前に過ごせる毎日は本当に幸せなことであって
もしかしたら
奇跡の連続で生きていられるのかもしれない
明日不慮の事故で命を落とすかもしれない
突然、重い病気を患うかもしれない
運悪く事件に巻き込まれるかもしれない
世の中には
『生きたくても 生きられない人』が沢山いる
ただ
その現実を目の当たりにしてないだけで
想像を遥かに越えた
苦しい闘病生活を送っている人達が確かにいるのだ
たとえ
どんな理由があろうとも
『消えたい』
なんて言葉 絶対に言ってはいけない
彼女に問いたい
苦しむ彼らを目の前にして
軽々しくそれを言えるのか？
世の中全てが
『生きてこそ』だ
命あるかぎり
無限の可能性に満ち溢れているから
- 俺の知り合いの
