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- 2010/8/7 7:08
- びっくりした事
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- 二日前の夜に遡る。
俺はその日、残業が長引いた為、多少イラついていた。
そんな時に限って手頃な急行が無い近畿鉄道は、もう少し名古屋鉄道を見習うべきだと思う。二分に一本とは言わない。十分に一本お願いします。
話が逸れた。
電車に揺られ蟹江を目前にした辺りで、メールを打っていた。
不意に画面が切り替わる。
通話の着信。
相手は妹。
「おにいちゃん、何処にいるの?」
「電車。かけ直すわ。」
こちらからかけることはままあるが、あちらからは珍しい。
弥富で近鉄を降り。改札を通って電話をかける。
「もしもし、どうした?」
「あのね、ね………」
いい歳こいで一人称に自分の名前を使うな。言っても直らないから最近は心の中で言う。
一拍の間。
「ママになるの。」
弾むようなテンポ。明るくて嬉しそうな口調。まぁ、多少、無理に繕ってはいるのだろう。
「いつ?」
多分、あまりの衝撃でメーターが一周したのであろう。平坦な口調で問い返してしまった。
まずは、おめでとうだろうに。
「来年の春。」
なら、俺はまだ二十一だ。妹は二十か。
「相手は?」
知ってはいるが、敢えて聞く。
ちょっとした珍事が原因で、妹とその子から同時に破局のお知らせが来たのは二ヶ月前の午前二時だった。一ヶ月前に寄りは戻った。
「!」
うん、当たった。
「ほんとにか?この前の顛末を母さんから聞いてるぞ。」
少し意地悪を言ってみた。
「ほんとにだわ!てか、聞いたの?」
少し拗ねたようだった。
「ああ、ごめん、ごめん。冗談だ。」
一応、謝っておいた。
その後はちょっと説教じみた事を二、三言って電話を切った。
家族への報告は自分が最後だったらしい。
部屋に戻って、母親に電話した。
酔っぱらっていた。
一時間半位くっちゃべってしまった。報告を聞いたときは怒鳴ったらしいが、なんだかんだ言って嬉しいらしい。納得はしているようだから良かった。後はつらつらと雑談して切った。ちなみに母親は四十でおばあさんになる。
次に実家に電話。
父親と妹2号が起きていた。
こちらとも同じ会話をして電話を切る。
ふと時計を見れば午前零時。一日が仕事とこの件で終わってしまっていた。
以上、久しぶりの日記。
ちなみに母親と生まれて来る子の性別で賭けをしている。勝った方に焼き肉を奢る約束だ。妹には秘密にしておく。
- 二日前の夜に遡る。