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- 2012/12/7 18:41
- 死について。
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人は「死」というものを普段は意識しない。
しかし未知なるものである死に対して、我々は恐怖を抱く。
それは死が、潜在恐怖として無意識的に存在するからに他ならない。
死の恐怖を忘れる為に、快楽を追求する。
快楽という、つかの間の幻想を追求することで、自殺を防ぐことができる。
言い換えるならば、「自殺を防ぐ為に快楽は存在する」と言える。
しかしいくら目を背けたところで、必ず死が自らの身に訪れる。
死ぬ時は、死ぬ時の最後の苦しみがある。
それが人生最後で最大の試練と言えよう。
では、我々は死んだらどうなるのか。
自分はもはや世界を認識できなくなる。
自分にとって、すべては無になる。
自分が死んだら、この世はすべて消えるのだろうか。
だがそれは違う。
自分が死んでも、世界はちゃんと残る。
何故なら死ぬということは、「生まれる前の状態に戻る」ということだからだ。
考えてみて欲しい。
自分が今、生きているということは、自分が生きる前の「生まれる前の状態」があったことになる。
身体を形成している成分は皆、自然界から集結されたのである。
あらゆる成分が集結され、1つの生命体となった。
身体を形成している成分は、生まれる前から存在していたのだ。
そして自分が死んだら、身体の成分は自然界に還り、生まれる前の状態に戻る。
つまり死とは、自然界の法則なのである。
自然界の「摂理」に基づいて我々は生き、繁殖し、死んでいく。
その為、死とは、世界の終わりではない。
自分も間違いなく、広大な世界の一部なのだ。
自分がいなくなっても、自然界は続き、新たな生命を生み出し続けるのである。
このように考えられれば、人生において死とは、それほど恐るるに足らない存在となるであろう。