あボンさんとモバ友になろう!
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- 2012/11/1 12:14
- 哲学する小学生の話。
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「光は白っぽく見えるけど、実は7色らしい」ということから、とんでもないことを閃いたのです。
「ちょ…ちょっと待てよ…視覚ってのは結局、光の反射なんだ!光が反射しなければ目で見ることは出来ない!」
そして私は夜、電気を消して布団に潜り込みました。
目を開けても真っ暗で、何も見えません。
そして、思いました。
「うおおおおおお!コレが本当の世界の色なんだ!ホントは世界は真っ黒だったんだ!」
「世界が色鮮やかなのは、光が反射しているだけなんだ!ものには色なんて無いんだ!たまたま7色のうちの一つが反射しているから赤や青に見えているんだ!」
「太陽だって空だって海だって、赤や青じゃないんだ!たまたまその光の色が目に飛び込んでくるから赤とか青に見えるんだ!」
「この世界に色があるなんて嘘っぱちだったんだー!!!」
小学生だった私は腰を抜かすほど驚き、世界を見る目が変わりました。
そして、急いでこの大発見を報告すべく、興奮しながら父親に言いました。
「うおおおおい!お父さーん!この観葉植物の葉っぱは緑色に見えるけど、ホントは緑色じゃなかったんだね!!!」
すると父親は、
「えー、植物には葉緑素ってのがあって、それが緑だから緑色なんだよ!(キリッ」
私は大変ガックリしました。
「(違うんだよ…植物は赤や青の波長の光を吸収しちゃうから緑なんだよ…)」
それから私は親に対する見方も変わってしまいました。
ま、それはいいんですけどwww
この大発見は私にとって非常に大きなものでした。
「コウモリは超音波で障害物をよけるって言うけど、人間よりスゴイじゃんか!だって人間は太陽に頼っているから、光を利用する視覚しか進化しなかったけど、コウモリは自分で超音波を飛ばして、その反射で世界を『見て』いるんだ!ミツバチは紫外線が見えて、花の蜜を発見してるんだ!この世界はなんて素晴らしいんだ!!!」
「犬は白黒にしか見えない(厳密には違うようですが)って言うけど、彼らの嗅覚は視覚よりスゴイんだ!うちらが臭いなーとかいい匂いだなーって言うのと違って、彼らはきっとニオイで世界を『見て』いるんだ!もしかしたら人間なんかより素晴らしいものが見えているのかもしんないゾ!」
私が科学好きになったのはこのことが始まりだった気がします。
本当にワクワクしたものです。